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2008 02-18 Mon 00:41:29
[ 伝説の偉人 ]
[ 伝説の偉人 ]
◎明治の文豪の作品◎
「 山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」
夏目漱石の「草枕」の最初のところであるが、この年になって自分でも
少しこの意味が分かってきたような気がする。今の社会も明治時代も人間が
生み出す社会というのは、どう生きようともストレスをかかえてしまうもの
なのだろう。
そんなときに「詩」や「画」などの世界が心をなごましてくれる。効率
重視の現在でも音楽や芸術、文学などは心を豊かにし、世の中で生きること
を楽にしてくれる。アルベール・カミュの言う「不条理」の人生に真っ向か
ら対することができるのは、やはり音楽や芸術などのあいまいだけどなぜか
こころが満たされるというものだろう。
「 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所がどれはど寛容で
束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という
天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の
世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。」
うーん。今の自分の主張したいことにピタっと当てはまる名文だ。100
年以上前のこの偉人も同じようなことを考えていたとなると何だかうれしく
なるし、人間社会の根本はテクノロジーほど変われど、そんなに変わるもの
ではないと伺える。
日本もアメリカも情緒を豊かにする活動に焦点を当てる時期だと思う。
やはり、便利至上主義では、これからは経済も活性化していかないだろう。
アメリカより、日本のほうが総合的に便利だと私は判断するが、両国とも
文化、芸術というものにおいての活動がもっとあってもいいのではないかと
思うのは私だけだろうか。
人間は衣食住が大事だが、生きるエネルギーとなる芸術や文化もとても
大切だと声を大にしていいたい。

夏目漱石 1912年
「 山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」
夏目漱石の「草枕」の最初のところであるが、この年になって自分でも
少しこの意味が分かってきたような気がする。今の社会も明治時代も人間が
生み出す社会というのは、どう生きようともストレスをかかえてしまうもの
なのだろう。
そんなときに「詩」や「画」などの世界が心をなごましてくれる。効率
重視の現在でも音楽や芸術、文学などは心を豊かにし、世の中で生きること
を楽にしてくれる。アルベール・カミュの言う「不条理」の人生に真っ向か
ら対することができるのは、やはり音楽や芸術などのあいまいだけどなぜか
こころが満たされるというものだろう。
「 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所がどれはど寛容で
束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という
天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の
世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。」
うーん。今の自分の主張したいことにピタっと当てはまる名文だ。100
年以上前のこの偉人も同じようなことを考えていたとなると何だかうれしく
なるし、人間社会の根本はテクノロジーほど変われど、そんなに変わるもの
ではないと伺える。
日本もアメリカも情緒を豊かにする活動に焦点を当てる時期だと思う。
やはり、便利至上主義では、これからは経済も活性化していかないだろう。
アメリカより、日本のほうが総合的に便利だと私は判断するが、両国とも
文化、芸術というものにおいての活動がもっとあってもいいのではないかと
思うのは私だけだろうか。
人間は衣食住が大事だが、生きるエネルギーとなる芸術や文化もとても
大切だと声を大にしていいたい。

夏目漱石 1912年
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